次世代がん治療法・BNCT

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BNCTとは

 

BNCTとは、(ホウ素中性子補足療法 Boron Neutron Capture Therapy )のことです。中性子を用いた放射線療法です。

BNCTの原理

がん細胞のみ破壊

がん細胞はホウ素を細胞に取り込む特性があります。その特性を利用して、まずホウ素を点滴で体内に取り込み、がん細胞に取り込まれた段階で中性子を照射します。すると、ホウ素が中性子と反応し、アルファ線と7Li粒子に分裂します。このとき、アルファ線と7Li粒子はがん細胞内の10ミクロンしか飛ばないため、がん細胞のみを破壊し、正常細胞にはほとんど損傷を与えません。
 

 

 
 

BNCTの症例

京都大学を中心に500以上

中性子を用いるBNCTは、京都大学を中心に500例以上の症例実績があります。この実績からBNCT効果は十分に確認された治療法といえます。
 

 
 

SiC-BNCT

●超小型化に成功

これまでのBNCTは京都大学の原子炉型BNCTやがんセンターの加速器型など大きな装置と専用の建物が必要だったため、実用的ではなく、全国への普及にはいたりませんでした。しかし、このほど福島の製造メーカーが、ローム社の大容量半導体を使い、中性子を発生する加速器の小型化に成功しました。これによって、BNCT装置もCTスキャン並の大きさに納めることができました。
 

 

 

小型化、自己遮蔽で費用半減

これまでの大型の加速器を用いたBNCTは、専用の建物の建設も必要で導入には80億円程度、小さなものでも40億円かかっていましたが、このSiC-BNCTは、自己遮蔽により専用の建物が必要なく、本体価格20億円で設置できます。
 
 

6門照射で全身がんに対応

これまでのBNCTは照射口が一つ(単門照射)で一方向からしか照射できず、体表から7㎝程度のがんにしか対応できませんでしたが、SiC-BNCTは、加速器の小型化により患者を取り囲むように6門の照射装置を設置でき、体中深部のがんや、全身に広がったがんの治療にも対応しています。
 
 

 
 

基本1回の照射で終了

今、全国に普及しつつある放射線治療のうち、重粒子線治療では、照射している間、患者は身動きできず、しかも十数回にわたって照射を受けなければなりません。しかし、SiC-BNCTの場合は、身体の広い部分に照射しても、がん細胞のみ破壊し、正常細胞はほとんど傷つかないため、患者の拘束はありません。また、 30 分たらずの照射を1回受ければ、原則照射は終了となります。
 
 

 
 

京都府立医科大学、お台場の東京ベイ港院に設置決まる

SiC-BNCTは放射性廃棄物をほとんどださないため、どこの病院でも、オフィスビルでも設置が可能です。このほど、2020年夏をめどに京都府立医科大学への設置が決まりました。また、お台場のクリニックにも設置されることになっています。


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